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戸坂 T様邸 サッシカバー工事

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2015年7月7日 火曜日

家1棟分のサッシ全てを取り替える! (写真は施工前の2階リビングの窓)

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今回、RC3階建ての戸建て住宅にお住いのT様より古くなったサッシを全て取替えたいというご依頼を いただきました。全体的に全ての窓が大きいので、動きが悪くなっていたり、網戸に隙間ができていたりなど、断熱対策以外にもお悩みがあるともことでしたので、今回は内窓ではなく、外壁を壊さずにサッシを新しく取り替える方法、カバー工法という工事をご提案させていただきました。

取り替える予定の窓は全部で14か所。通常、これだけの数のサッシを取り替える場合、外壁を壊して取り替えることも検討しますが、T様のお住まいはRC造(コンクリート造)ということもあり、外壁を壊すことが非常に難しいことから、カバー工法が最適であると判断致しました。

 

「サッシ・カバー工法とは?」

サッシ(窓)の障子(ガラス戸部分)を外し、枠(レールの部分)を残して、新しい枠を設置。古い枠との隙間を塞ぎ、また化粧材で古い枠が見えないようにかぶせます。

 

設計、製作から納まりまで現場ごとのオリジナル。当社のこだわりです。

泊野様工事写真1

サッシ窓は、一見同じに見えますが、実際はメーカー年代が違うと全て枠の形が異なります。だから1現場ごとに入念に採寸します(今回の現場は採寸だけで3時間もかかりました、、、。)つまりこのでこぼこした所に新しい枠をしっかりと固定する方法を考えるのですが、変な所に穴をあければ漏水の原因になります。専用の材料を作ってしまえば予算があがります。当社での「現場ごとのオリジナル」とは、既製品の材料を使い、ローコストで作業時間を短縮させる為に、ビスの打ち方、下地材の選択から取付位置、そして実際に使っていただく時になるべく違和感のないように考慮してサッシの取付位置を決める、これらの事を工事前の段階で現場ごとに設計します。

あまりそこまでと、思われるかもしれませんが、例えば、キッチンの出窓の窓が外に遠くなると、開け閉めしにくくなったり、内側によりすぎると今までおいていた物がおけなくなったり。施工時間を短縮することも、お客様に極力、ストレスにならないように、非常に大切な事だと考えております。

 

たてつけ調整が非常に大事です。ミリ単位での作業。

泊野様工事写真2  

一見まっすぐに見えるサッシも、実は結構傾いていたり、ゆがんでいたりします。新しく取付する際は、枠に合わせて取付してしまうと、ゆがんでしまうこともありますので、1窓ごとにしっかりとミリ単位でたてり調整して取付いたします。実はサッシ窓はかなりデリケートなのです。5mm寸法が違うと隙間があいてしまう場合もあります。最近のサッシは戸車での調整幅がかなり広くなったので、ある程度は調整で直ったりしますが、あくまでそれは調整しろなので取付の際にしっかりとたてり調整をすることが非常に大事なのです。

 

いよいよ完成!今までのサッシは全く見えなくなりました。

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サッシを取付した後、内側、外側共に今までのサッシが見える部分を全て隠し、変成シリコンで隙間を塞ぎ、完成です!今回は今までのサッシとほぼ同じ位置に取付することができ、外部も大きなカバー材を使うことなく、すっきりと納めることができたと思います。漏水に関しても、仮に万が一内側に雨水がまわってしまっても今までのサッシ窓の枠を伝って外に出るように設計していますので漏水で家を傷めてしまうこともありません。

サッシ自体を取り替えることは、他の窓の断熱工事よりも、予算も工期もかかります。しかし窓自体に問題がある場合(窓の開け閉めが重い・窓を閉めた時に隙間ができる・鍵がかからない)などは窓自体の修理ができない場合は取り替えるしかありません。今回はRC造ということもありカバー工法で工事させていただきましたが、木造であれば外壁をこわして取り替えることも出来ます。お客様のご自宅に合わせた窓リフォームプランをご提案させていただきますので是非、ご相談ください。宜しくお願い致します。

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